Serene Bach - sb Development Laboratory presents

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sb 1.06D

sb 1.06Dを公開しています。

ver 1.06Dでは以下の機能が追加されています。

  • XML-RPC APIの実装(XML-RPC APIの仕様に準拠)
  • テンプレートパッケージのインポート機能
  • 外部テキストフォーマット(プラグイン)

XML-RPC APIを利用したサービス(こうさぎなど)を利用できるようになります。

テンプレートパッケージはある特定のフォーマットに従ったテキストファイルです。ver 1.06Dからはテンプレートパッケージファイルを読み込むとそのテンプレートで利用されている画像も含めて読み込むことができます。

また、ver 1.06D公開に伴ってテンプレートのダウンロードも開始しています。

テンプレートで利用されている画像を保存するディレクトリ(template/)をベースディレクトリ上に作成し、画像ディレクトリと同様のパーミッションに設定しておく必要があります。

プラグインによって外部テキストフォーマットを利用できるようになりました。配布アーカイブでは「sbtext」というテキストフォーマットプラグインを添付しています。WikiStyleのようなフォーマットもプラグインを作成していただければ、対応可能です。

ver 1.06Dでは以下のバグを修正しました。

  • 記事編集時にもカテゴリー別のトラックバック PING が送信されます[B106]
  • atom feed の generator の url が間違っています[B107]
  • コメント受付で「認証が必要」としても自動的に表示されてしまいます[B108]

ver 1.06Dでは以下の仕様変更があります。

  • スパムチェック機能の設定を管理画面から変えられるように
  • スパムチェックレベル 4 を追加
  • 標準のカテゴリーを設定できるように
  • サブカテゴリーの表記を若干変更
  • オススメ商品登録後、トップページを再構築するように[D045]
  • sendmail のオプションを変更

スパムチェック機能の設定を管理画面(IP拒否設定)から行えるようにしました。

従来通り、init.cgiでも設定できますが、デフォルトの値を変更できるという形になります(サーバアドレスの設定などと同じです)。

また、スパムチェックレベル 4 として「本文や名前に含まれている文字列によって判定する」機能をつけました。

標準のカテゴリーは新規記事作成時にデフォルトで選択されるカテゴリーです。編集設定画面で設定できます。

サブカテゴリーの表記を見直しています。従来は「サブカテゴリー(メインカテゴリー)」という表記でしたが、「メインカテゴリー(サブカテゴリー)」となるようにしました。

XML-RPC APIの実装に伴って、標準添付されている「benchmark.pl」プラグインの動作を見直しています。benchmark.plをご利用されている方は、ver 1.06Dで入れ替えていただくよう、お願いします。

なお、ver 1.06D公開に伴ってこちらで公開しているAAA!CAFE対応パッチも最新版を公開しています。AAA!CAFEパッチを利用されている方は合わせてダウンロードしていただくよう、お願いします。

先に述べた通り、ver 1.06DでXML-RPC APIを実装しました。

メールによる投稿機能を実装する前に汎用的なインタフェースを作っておいた方が何かと便利かと思ったので。mail2entryのようなラッパーを利用すればメールによる記事投稿も可能になるかと思います。

ectoなどのblogger APIクライアントからsbで構築されたウェブログに記事が投稿できるようになります。ただし、全てのblogger APIクライアントからの記事投稿動作を保障するものではありませんので、予めご了承下さい。

Movable Typeでは「mt-xmlrpc.cgi」のようにXML-RPC APIを利用するために専用スクリプトにアクセスしますが、sbでは管理スクリプト(admin.cgi)のアドレスがそのままXML-RPC URLになります。

XML-RPC APIを利用して記事投稿をした場合、もしカテゴリーが指定されていなければ、編集設定で指定した「標準カテゴリー」が利用されます。

例えば、こうさぎの投稿を有効にする場合、以下のような運用方法が考えられます。

  1. こうさぎ用のユーザーを作成する(ユーザー管理)
  2. こうさぎ投稿用のカテゴリーを作成する(カテゴリー編集)
  3. こうさぎ用のユーザーで一度ログインして、こうさぎの標準カテゴリーをこうさぎ投稿用カテゴリーに変更する

こう設定しておくことで、こうさぎの投稿が自動的に特定のカテゴリーに割り当てられます。

必要ならば、こうさぎ用ユーザーをユーザーリストには表示しない設定(プロフィール編集)にして、こうさぎ投稿用カテゴリーをトップに表示しない設定(カテゴリー詳細設定)にしておけば、こうさぎの投稿は人知れず溜まっていくような運用も可能です。

moblog.uva.ne.jpのサービスをご利用頂くと、携帯電話からの記事投稿も出来るようになると思うのですが、確認できていません。

ver 1.06Dからテンプレートを簡単に読み込むための機能を実装しました。

あるフォーマットに従ったテキストファイル(テンプレートパッケージファイル)を読み込むと、html, cssテンプレートはもとよりそのテンプレートで利用されている画像ファイルなども所定の場所に保存してテンプレートを利用できるようになります。

配布アーカイブにはテンプレートパッケージファイルを作成するためのスクリプトを添付しています。

テンプレートインポート用のフォームがテンプレートリスト画面に表示されない場合、ベースディレクトリ上に「template」というディレクトリが「img」ディレクトリと同じパーミッションで設置されているかどうかをご確認下さい。

テンプレートパッケージはRFC822フォーマットに似たテキストファイルです(いわゆる電子メールの書式)。画像などのバイナリデータはBASE64でエンコードされます。