sb - weblog management system

sbについて

概要

sbは日記などのウェブログ生成をサポートする統合的なウェブログ管理システムです。以下の機能をサポートしています。

  • htmlファイルの静的生成が可能です。
  • 登録された記事に対して閲覧者がコメントを寄せることが出来ます。
  • 登録された記事に対してトラックバックを受け付けることが出来ます。
  • マルチユーザーによるウェブログ管理が可能です。
  • アマゾンウェブサービスに対応しています。
  • 利用するテンプレートファイルはJUGEM互換です。
  • JUGEMならびにMovable Typeからのデータインポートが可能です。

JUGEM(株)paperboy&co.により運営されているレンタルウェブサービスです。

Movable Typeシックス・アパート株式会社より提供されている強力なウェブログ管理ツールです。

テンプレート利用に関する注意事項

JUGEMのテンプレートセンターからダウンロードできるテンプレートは(株)paperboy&co.が著作権を所持しています。無断でご利用することはお止め下さい。

sbで利用できるテンプレートはほぼJUGEMと互換性がありますが、JUGEMのデフォルトテンプレートをそのまま転用することは推奨しません。

著作権・利用条件
  • 当スクリプトの著作権はTakuya Otaniにあります。
  • 当スクリプトは非営利での利用に限り、断りなく無償でご利用いただけます。
  • 当スクリプトは非営利での利用では、設置数や利用人数は制限しません。
  • 当スクリプトではアマゾンアソシエイトプログラムが利用可能ですが、それ自体の利用は営利目的とはしません。
  • 当スクリプトを無断で再配布することはお止め下さい。再配布する際には必ず事前にお知らせ下さい。
  • 当スクリプトの改造は各個人の責任おいて自由に行うことが出来ます。その手法を公開することに関しても制限しません。ただし、改造したスクリプトを再配布する際には必ず事前にお知らせ下さい。
  • 当スクリプトを営利目的で利用される場合、必ず事前にお知らせ下さい。
  • 当スクリプトの紹介は自由にしていただいて構いませんが、商業誌など営利を目的とした雑誌等で紹介する場合は事前にお知らせ下さい。
  • 当スクリプトを使用したことによる如何なる損害についても製作者は責任を負わないものとします。
  • 当スクリプトの仕様は予告なく変更される場合があります。
謝辞

sb開発に当たり、以下の方々にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

  • るむりんさん
  • shunさん
  • ふうこさん
  • BARISTAさん
  • じゅじゅさん
  • yosyさん

また、いつも陰で支えてくれる嫁と娘に感謝。

記事を編集する画面に移動します。メニューボタンを押すと新規記事作成となります。

既存記事の編集は記事リスト画面から入ります。既存記事の編集時には画面下部にその記事に対してのコメント・トラックバックリストも表示されます。

このメニューはユーザー権限に関わりなく全てのユーザーが利用できます。

これまでに登録した記事のリストを表示します。記事の削除も記事リストから行うことが出来ます。

表示された記事リストのタイトルから各記事の編集画面にリンクしています。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されますが、削除・編集などの一部の操作は制限されることがあります。

これまでアップロードした画像ファイルを閲覧できる他、新しい画像ファイルのアップロードも出来ます。

Image::Magickが利用できる環境ではサムネイル画像も生成できます。sbではImage::Magickが利用できるかどうかは自動的に判別されます。

ファイルでアップロードしたいファイルを指定します。アップロード可能なファイルはjpeg, gif, pngです。

アップロードするファイルにはユーザーが分かりやすい名称をつけることが出来ます。この項目が無記名の場合、ファイル名が名前として利用されます。

リストはこれまでにアップロードした画像とその情報が記載されます。各画像に付けられた削除の項目のチェックボックスをチェックして「選択画像削除」ボタンを押すとチェックした画像を削除することが出来ます。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されますが、削除操作は制限されることがあります。

アマゾンアソシエイトプログラムを利用したオススメ商品を編集・追加します。

検索フォームよりアマゾンで販売されている商品を検索できます。

オススメ商品に関しての詳細は「オススメ商品」をご覧下さい。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されますが、削除操作は制限されることがあります。

記事のカテゴリーを編集・追加します。

カテゴリーにはPING送信先を設定することが出来ます。ここでPING送信先を設定すると、記事作成時に該当カテゴリーのPING送信先に対してトラックバックPINGが送信されます。

カテゴリー追加は記事編集画面でも行うことが出来ますが、記事編集画面ではカテゴリーに対してのPING送信先などは設定できません。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

リンク集を編集・追加します。

登録されたリンクは独自タグ{link_list}によって出力することが出来ます。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

ユーザー情報を編集します。

ユーザー情報に関しての詳細は「環境設定 - プロフィール」をご覧下さい。

ユーザー名とパスワードはいつでも変更可能です。ユーザー名とパスワードを変更した後は一度ログアウトしてもう一度ログインし直してください。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されます。

現在のウェブページの状態を確認します。新しいウィンドウが開きます。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されます。

インデックスファイル(トップページ html 並びにRSS, Atom Feedファイル)を最新の状態に構築し直します。

保存形式に応じて各アーカイブファイルも再構築することが出来ます。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

記事に寄せられたコメントを一覧表示する他、各コメントに対して状態の変更、削除などの処理が出来ます。

表示されたコメントリストの著者から各コメントの詳細画面にリンクしています。状態の変更は詳細画面で行います。

表示されたコメントリストのエントリータイトルから該当するエントリーに寄せられたコメントのみを確認することが出来ます。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されますが、削除・編集などの一部の操作は制限されることがあります。

記事に寄せられたトラックバックを一覧表示する他、各トラックバックに対して状態の変更、削除などの処理が出来ます。

表示されたトラックバックリストの送信元から各トラックバックの詳細画面にリンクしています。状態の変更は詳細画面で行います。

表示されたトラックバックリストのタイトルからそのトラックバック元の記事内容にリンクしています。

表示されたトラックバックリストのエントリータイトルから該当するエントリーに寄せられたトラックバックのみを確認することが出来ます。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されますが、削除・編集などの一部の操作は制限されることがあります。

コメント並びにトラックバックを自動的に拒否するIPアドレスを設定します。

登録されたIPアドレスからのコメント並びにトラックバックは記事の設定に関わらず受け付けません。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

ユーザーの追加・編集を行います。

管理者は削除することは出来ません。

表示されたユーザーリストの編集から各ユーザーのプロフィールを編集することが出来ます。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

テンプレートの編集・確認・追加を行います。

テンプレートを追加するには、表示されたテンプレートリストの編集からテンプレートの編集画面に入り、別名で保存することで追加できます(「別名で」となっていますが、同じ名前でも構いません)。

現在利用中のテンプレートはテンプレートリストで確認できます。利用の項目でチェックされているものが現在利用中のテンプレートで、利用中のテンプレートは削除できません。

テンプレートリストのテンプレート名から該当するテンプレートをプレビューできます。利用状態に関わらずどのテンプレートもプレビューできます。

テンプレートについての詳細は「テンプレート」をご覧下さい。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

編集設定では記事編集におけるオプションのデフォルトを設定します。

ブックマークレットを利用したクイック投稿も編集設定にて確認できます。

編集設定に関しての詳細は「環境設定 - 編集設定」をご覧下さい。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されますが、PING送信先は管理者のみが設定できます。

ウェブログ全体の動作に関わる設定を行います。

環境設定に関しての詳細は「環境設定 - 環境設定」をご覧下さい。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

sb以外のツールに対してのデータ移行を行います。

データ移行に関しての詳細は「データ移行」をご覧下さい。

このメニューは管理者ログイン時にのみ表示されます。

ヘルプドキュメントを表示します。新しいウィンドウが開きます。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されます。

ウェブログの最新エントリー・最新コメント・最新トラックバックを表示します。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されます。

管理画面からログアウトします。

このメニューはユーザー権限に関わりなく表示されます。

記事の作成・管理

記事の作成

「記事編集(新規)」メニューから新規記事の作成が行えます。

ファイルアップロードやカテゴリーの追加は別画面でも行うことができますが、記事編集画面でも追加操作を行うことができるので、いちいち画面を切り替える必要はありません。

新規記事の作成時と既存記事の編集時では若干画面構成が異なりますが、基本となる部分は一緒です。

記事編集画面
項目 説明
タイトル 記事のタイトルを記述します。タグは利用できません。
カテゴリー 設定されているカテゴリーを選択します。該当するカテゴリーがなく、新たにカテゴリーを追加したい場合には、「追加」部分に追加するカテゴリーを記述します。ひとつの記事に対してカテゴリーはひとつだけ設定できます。
記事の内容 記事の内容を記述します。入力されたタグはそのままタグとして出力されます。タグの閉じ忘れなどに注意してください。記事の内容を記入する入力フォーム上部にはタグの入力を支援するボタンが表示されます。対応ブラウザでは各ボタンを押すと対応したタグを挿入できます。
記事の続き 記事の続きを記述します。記事の続きはトップページなどでは表示されず、各記事を個別に表示したときに表示されます。入力されたタグはそのままタグとして出力されます。タグの閉じ忘れなどに注意してください。記事の続きを記入する入力フォーム上部にはタグの入力を支援するボタンが表示されます。対応ブラウザでは各ボタンを押すと対応したタグを挿入できます。
イメージ挿入 記事の内容・記事の続きの入力フォームの下部にはアップロードしたイメージファイルを入力支援するためのプルダウンメニューが表示されます。対応ブラウザでは挿入したいイメージを選択することで該当イメージを挿入できます。また、新規に画像をアップロードしたい場合は「新規...」ボタンを押します。編集画面上部に画像アップロード用のフォームが表示され、画像を追加することができます。
記事の状態 編集している記事を公開するか非公開にするかを決めることができます。非公開の記事は下書きとして保存されますが、通常閲覧者には見ることができません。
フォーマット 改行部分に<br />タグを挿入するかどうかを決定します。
コメント その記事に対してコメントを受け付けるか、承認を必要とするか、受け付けないかを決めることができます。
トラックバック その記事に対してトラックバックを受け付けるか、承認を必要とするか、受け付けないかを決めることができます。
記事の日付 その記事の日付を設定します。「現時刻」を押すとそのボタンを押した時刻に設定されます。
トラックバック(先) その記事からトラックバックPINGを送信する際にトラックバックurlを列挙します。自動検出ボタンを押すと、記事の内容・記事の続きに記述されたリンクからトラックバックurlを検出します。トラックバックPINGはここに記述されたurl以外にカテゴリーに設定されたPING送信先に対しても送信されます。
記事の概要 その記事の概要を記述します。記事の概要が記述されていない場合、記事の内容から所定の文字数分抜き出したテキストが記事の概要として利用されます。記事の概要にはタグは利用できません。
更新PING送信 更新PING送信にチェックを入れておくとその記事が公開記事である場合に限り、設定された更新PING送信先に更新PINGを送信します。更新PING送信先は編集設定で設定します。
登録 登録ボタンを押すと、入力された記事を保存します。
記事リスト

記事リストメニューから登録された記事を一覧表示します。

記事リストのタイトルからその記事の編集画面に移ります。

記事を削除したい場合、削除したい記事の横に表示されているチェックボックスをチェックして、リスト下部の「削除する」ボタンを押します。記事の削除を行った場合、結果を反映させるには再構築が必要です。

記事リストは画面上部のソート項目で表示されているリストの並び順を変更できます。また、リスト下部にある検索フォームにより、該当項目で絞り込み表示が可能です。

既存記事の編集

記事リストから記事編集画面に移動した場合、新規記事の作成時とは若干画面の構成が異なります。

画面上部に表示された「現在の状態を確認する」から記事の状態を確認できます。新しいウィンドウが開きます。記事確認は公開・非公開に関わらず行うことができます。

画面下部にはその記事に寄せられたコメントとトラックバックが表示されます。その記事についてのコメント・トラックバックはこの画面からでも削除できます。

これまでにトラックバックPINGを送信していると、既に送信したトラックバックurlが「トラックバック(先)」の下に表示されます。

コメント・トラックバック

コメント・トラックバックについて

sbでは登録された記事に対して閲覧者がコメントを寄せることが出来ます。sbではコメントに対して、「受け付けない」「受け付ける」以外に「承認を必要とする」設定を行うことができます。

トラックバックとはある記事(元記事)に対して言及した記事があった場合、元記事に対して言及したことを半自動的に通知する仕組みです。

sbではトラックバックに対して、「受け付けない」「受け付ける」以外に「承認を必要とする」設定を行うことができます。

コメントは「コメント管理」メニューから、トラックバックは「トラックバック管理」メニューからそれぞれウェブログに寄せられた全てのコメント・トラックバックを一覧表示できます。

個々のコメントはコメント管理画面で表示されたコメントリストの著者から見ることができます。個々のトラックバックはトラックバック管理画面で表示されたトラックバックリストの送信元から見ることができます。

コメント・トラックバックのリストは画面上部のソート項目で表示されているリストの並び順を変更できます。また、リスト下部にある検索フォームにより、該当項目で絞り込み表示が可能です。

コメントとトラックバックの認証

コメント並びにトラックバックを個別に表示した際にはそのコメント・トラックバックに対して状態を変更することができます。

「承認待ち」のコメント並びにトラックバックは「承認済み」になるまでウェブログには表示されません。

記事編集(作成)で「承認を必要とする」と設定された記事に対してのコメント・トラックバックは受け付けた直後は「承認待ち」の状態になります。

ステータス表示画面で「承認待ち」のコメント・トラックバックが全体でいくつあるかが確認できます。

IP拒否設定

sbでは特定のIPアドレスからのコメント・トラックバックを拒否することができます。

IPアドレスとは「0.0.0.0」〜「255.255.255.255」で指定されるインターネットに接続されたコンピュータを特定するための番号です。

sbでは拒否するIPアドレスの省略表記が可能です。例えば、拒否するアドレスとして「127.0.0」と設定すると、127.0.0.0〜127.0.0.255までのアドレスを拒否できます。

オススメ商品

アマゾンアソシエイトプログラム

アマゾンアソシエイトプログラムはAmazon.co.jpが提供している参加料不要なアフィリエイトシステムです。

sbではオススメ商品を利用することで手軽にアマゾンアソシエイトプログラムに参加できます。設置したウェブログを通してAmazon.co.jpで買い物があるとアマゾンから参加料が支払われます。

sbでアマゾンアソシエイトプログラムをご利用頂く前には、Amazon.co.jpにてアソシエイトIDを取得する必要があります。プログラム運用規約に承諾した上でサインアップしてアマゾンアソシエイトIDを取得してください。

取得したIDは「プロフィール編集」の「アソシエイトID」で設定します。

アマゾンアソシエイトプログラムの詳細についてはAmazon.co.jpをご覧下さい。

アマゾンアソシエイトプログラムとその紹介料に関して、sbは直接関係ありません。

商品を検索する

編集メニューの「オススメ商品」を選択すると、画面上部に検索フォームが表示されます。

検索語句並びに商品ジャンルを選択して、検索してください。検索結果が表示されます。

もし商品のASIN(アマゾンでの取り扱い商品番号)が分かっている場合には、ジャンルで「ASIN/ISBN」を選択し、検索語句に番号を入力してください。

オススメ商品の検索フォームはAmazon.co.jpに接続して行われます。検索結果表示まで時間がかかる場合があります。

オススメ商品として登録する

検索結果の横にある「追加する」ボタンを押すことで、該当商品をリストに追加します。

その際、各商品下部にあるテキスト入力欄に紹介コメントを記述できます。

複数の商品をまとめて登録できません。お手数ですが、ひとつひとつ登録していただくよう、お願いします。

オススメ商品リストを編集する

オススメ商品リストに追加された商品は独自タグを利用して表示することができます。

オススメ商品画面では、登録された商品がリスト表示されます。登録したオススメ商品を削除する場合は各商品横に表示された「削除する」ボタンを押してください。

オススメ商品に対するコメントはオススメ商品画面でいつでも編集可能です。変更したいオススメ商品下部に表示されたテキストを編集した上で、商品横に表示された「更新する」ボタンを押してください。

オススメ商品に関しての記事を作成することも出来ます。商品横に表示された「記事を書く」ボタンを押すと、その商品情報が予め「記事の内容」に記述された状態で記事を作成することが出来ます。

テンプレート

テンプレート構成

sbでは2種類のHTMLテンプレートとひとつのCSSテンプレートを1セットのテンプレートとして利用します。

テンプレートのセットは複数保存することが出来ます。また、テンプレート編集画面のテンプレート名から該当するテンプレートをプレビューすることが出来ます。

テンプレートは以下で構成されます。

  • ベースHTMLテンプレート
  • CSSテンプレート
  • 個別エントリー用HTMLテンプレート

個別エントリー用HTMLテンプレートは個別記事表示モードのときのみに使用されます。このテンプレートは全く設定しなくても構いません。もし個別エントリー用HTMLテンプレートが設定されていない場合は、個別記事表示でもベースHTMLテンプレートが利用されます。

静的生成と動的生成

静的生成とは記事作成時にhtmlファイルを生成する動作のことです。静的生成によって作成されたhtmlファイルは、CGIスクリプトを通さずに閲覧することが出来ます。

動的生成とはCGIプログラムを通して表示する動作のことです。記事作成時にhtmlファイルを生成しません。

sbでは環境設定の「保存形式」により、静的生成のレベルを設定することが出来ます。

訪問者がsbで生成されたコンテンツを閲覧する際、いくつかの表示モードが用意されています。保存形式に応じて、sbでは静的生成されたファイルに対しての閲覧か、sbのCGIスクリプトを通した動的生成による閲覧かを切り替えます。

保存形式は以下の3つがあります。

  • 個別記事をhtml生成する形式(Individual)
  • 月別アーカイブをhtml生成する形式(Monthly)
  • トップページのみhtml生成する形式(None)
表示モード
表示モード 説明
ページ表示モード カテゴリーなどを限定せず環境設定で設定された順番で逐次エントリーを表示するモードです。記事数が環境設定で設定された表示記事数を超えるとページを分けて表示します。トップページもページ表示モードのひとつです。トップページ以外のページ表示は常に動的生成で表示され、トップページは保存形式に依らず常に静的生成されます。
アーカイブ表示モード カテゴリーや年月など条件を絞って表示するモードです。カテゴリーによるアーカイブ表示では保存形式に依らず動的生成で表示されます。月別によるアーカイブでは保存形式をMonthlyにしている場合を除き、動的生成で表示します。動的生成されたアーカイブ表示では設定によってページに分けて表示することが可能です。
プロフィール表示モード 記事ではなく、ユーザーのプロフィールを表示します。保存形式に依らず動的生成で表示されます。プロフィール表示モードでは記事は表示されません。
個別記事表示モード ひとつの記事を個別に表示するモードです。その記事に寄せられたコメントやトラックバックも表示されます。保存形式をIndividualにしている場合を除き、動的生成で表示されます。
HTMLテンプレートの構造

HTMLテンプレートは基本的にhtmlの要素で構成されています。

内部に独自ブロックと独自タグを記述することで状態に応じて表示を変化させることが出来ます。

独自ブロックは<!-- BEGIN block_name --><!-- END block_name -->に挟まれた領域のことで、block_nameがブロックの名前になります。ブロックはモードに応じて表示数が変化します。

独自タグは{tag_name}と記述されたsb用の特殊なタグで、tag_nameが独自タグの名前になります。タグは状態に応じて、内容が置き換わります。

独自ブロック
独自ブロック 説明
オススメ商品関連ブロック
amazonオススメ商品関連の表示に利用します。
リスト関連ブロック
archivesアーカイブリスト表示に利用します。
categoryカテゴリーリスト表示に利用します。
latest_entry最新記事リスト表示に利用します。
linkリンクリスト表示に利用します。
recent_comment最新コメントリスト表示に利用します。
recent_trackback最新トラックバックリスト表示に利用します。
selected_entry選択記事リスト表示に利用します。
profileユーザーリスト表示に利用します。
タイトル関連ブロック
titleタイトル表示に利用します。
カレンダー関連ブロック
calendarカレンダー表示に利用します。
エントリー関連ブロック
entry記事表示に利用します。ページ表示ならびにアーカイブ表示モードでは該当記事数分繰り返されます。
コメント関連ブロック
comment個別記事表示モードのときに表示されます。コメントフォームなどが含まれます。
comment_area記事に寄せられたコメント表示に利用します。寄せられたコメントの数だけ繰り返して表示されます。
ページナビゲーション関連ブロック
pageページ表示モードのページナビゲーション表示に利用します。
プロフィール関連ブロック
profile_areaプロフィール表示モードのプロフィール表示に利用します。
トラックバック関連ブロック
trackback個別記事表示モードのときに表示されます。トラックバック先アドレスなどが含まれます。
trackback_area記事に寄せられたトラックバック表示に利用します。受信したトラックバックの数だけ繰り返して表示されます。
その他
option個別記事表示モードのときにのみ表示されるブロックです。
sequel個別記事表示モードのときにのみ表示されるブロックです。entryブロック内で利用します。
独自タグ
独自タグ 説明
オススメ商品関連タグ
{amazon_item}オススメ商品の紹介文を表示します。画像・名称・コメントが利用されます。
{amazon_ProductName}オススメ商品の商品名を表示します。
{amazon_Catalog}オススメ商品の商品分類を表示します。
{amazon_Creator}オススメ商品の著者を表示します。
{amazon_ReleaseDate}オススメ商品の発売日を表示します。
{amazon_Manufacturer}オススメ商品の販売元を表示します。
{amazon_ImageUrlSmall}オススメ商品の画像(小)を表示します。
{amazon_ImageUrlMedium}オススメ商品の画像(中)を表示します。
{amazon_ImageUrlLarge}オススメ商品の画像(大)を表示します。
{amazon_Availability}オススメ商品の情報を表示します。
{amazon_ListPrice}オススメ商品の定価を表示します。
{amazon_OurPrice}オススメ商品の発売価格を表示します。
{amazon_comment}オススメ商品に対するコメントを表示します。
{amazon_url}オススメ商品ページへのリンクを表示します。
リスト関連タグ
{archives_list}月別アーカイブリストを表示します。
{latest_entry_list}最新記事のリストを表示します。
{link_list}リンクリストを表示します。
{recent_comment_list}最近受け付けたコメントのリストを表示します。
{recent_trackback_list}最近受信したトラックバックのリストを表示します。
{selected_entry_list}現在表示しているページの記事リストを表示します。
{user_list}登録されているユーザーのリストを表示します。
タイトル関連タグ
{blog_description}環境設定で設定されたウェブログの説明を表示します。
{blog_name}環境設定で設定されたウェブログの名称を表示します。
カレンダー関連タグ
{calendar}テーブル型のカレンダーを表示します。
{calendar2}テーブル型のカレンダーを月表示と曜日と共に表示します。
{calendar_horizontal}横型のカレンダーを表示します。
{calendar_vertical}縦型のカレンダーを表示します。
{category_list}カテゴリーリストを表示します。
エントリー関連タグ
{category_name}記事のカテゴリーを表示します。
{entry_date}記事の日付を表示します。
{entry_description}記事の内容を表示します。
{entry_permalink}記事の個別リンクアドレスを表示します。
{entry_sequel}記事の続きを表示します。
{entry_time}記事の登録時刻を表示します。
{entry_title}記事のタイトルを表示します。
{permalink}記事の個別リンクアドレスを表示します。
{trackback_auto_discovery}トラックバック自動検出に利用されます。
{user_name}記事の著者を表示します。
{comment_num}記事に寄せられたコメント数を表示します。
{trackback_num}記事に寄せられたトラックバック数を表示します。
{comment_count}記事に寄せられたコメント数を表示します(リンクなし)。
{trackback_count}記事に寄せられたトラックバック数を表示します(リンクなし)。
{user_id}記事の著者idを表示します。
{category_id}記事のカテゴリーidを表示します。
{entry_disp_time}記事の登録時刻を表示します(リンクなし)。
コメント関連タグ
{comment_description}コメントの内容を表示します。
{comment_name}コメント投稿者の名前を表示します。
{comment_time}コメントが寄せられた時刻を表示します。
{cookie_email}Cookieに保存されたメールアドレスを表示します。
{cookie_name}Cookieに保存された名前を表示します。
{cookie_url}Cookieに保存されたサイトアドレスを表示します。
{entry_id}記事番号を表示します。
エントリーナビゲーション関連タグ
{next_entry}ひとつ後の記事へのリンクを表示します。
{next_permalink}ひとつ後の記事の固定リンクアドレスを表示します。
{next_title}ひとつ後の記事のタイトルを表示します。
{prev_entry}ひとつ前の記事へのリンクを表示します。
{prev_permalink}ひとつ前の記事の固定リンクアドレスを表示します。
{prev_title}ひとつ前の記事のタイトルを表示します。
ページナビゲーション関連タグ
{next_page_link}次ページへのリンクを表示します。
{next_page_url}次ページを表示するためのアドレスを表示します。
{page_now}現在表示しているページ番号を表示します。
{page_num}総ページ数を表示します。
{prev_page_link}前ページへのリンクを表示します。
{prev_page_url}前ページを表示するためのアドレスを表示します。
プロフィール関連タグ
{profile_description}プロフィール内容を表示します。
{profile_name}ユーザーのフルネームを表示します。
ヘッダ関連タグ
{site_atom}ウェブログのAtom Feedが置かれているアドレスを表示します。
{site_css}スタイルシートのアドレスを表示します。
{site_encoding}ウェブページの文字コードを表示します。
{site_lang}ウェブページの利用言語を表示します。
{site_rss}ウェブログのRSSが置かれているアドレスを表示します。
{site_title}ウェブページのタイトルを表示します。
トラックバック関連タグ
{trackback_blog_name}トラックバック送信元のウェブログ名称を表示します。
{trackback_excerpt}トラックバック送信元の記事概要を表示します。
{trackback_time}トラックバックを受信した時刻を表示します。
{trackback_title}トラックバック送信元の記事タイトルを表示します。
{trackback_url}トラックバックを送信先となるアドレスを表示します。
その他
{site_cgi}コメント投稿・検索に利用されるスクリプトのアドレスを表示します。
{site_top}ウェブログのトップページアドレスを表示します。

ナビゲーション関連のタグにおける「前」「後(次)」の時系列関係は環境設定の記事の並び順に依存します。

sbとJUGEMの差異

sbでは基本的にJUGEMのテンプレートと互換性がありますが、独自解析した結果に基づいてルーチンを作成しているため、一部で動作が異なります。

また、仕様の違いによりJUGEMでしかサポートされない独自タグ・sbでしかサポートされない独自タグが存在します。

JUGEMでのみサポートされている独自タグには以下のものがあります。

  • {license_banner}
  • {license_name}
  • {license_code}
  • {license_url}
  • {site_license}
  • {site_qrcode}

sbでのみサポートされている独自タグには以下のものがあります。

  • {site_top}
  • {site_cgi}
  • {site_lang}
  • {entry_disp_time}
  • {user_id}
  • {category_id}
  • {comment_count}
  • {trackback_count}

sbではJUGEMのデフォルトテンプレートをそのまま転用することは推奨しませんが、JUGEMで利用しているテンプレートをsbに移植する際には以下の点にご注意下さい。

  • コメントフォームのaction属性に{site_cgi}を指定する。

    JUGEMでは./?mode=commentと指定されています。

  • 検索フォームのaction属性に{site_cgi}を指定する。

    JUGEMでは特に指定されていません。

  • トップページに戻るリンクのurlには./ではなく、{site_top}を利用する。
  • cssテンプレート並びにhtmlテンプレートに利用している画像のurlを変更する。

環境設定

設定項目の種類について

sbの設定項目には以下のような種類があります。

  • 基本設定
  • グローバル環境設定
  • 環境設定
  • 編集設定

基本設定はスクリプト内部でのみ設定される変数でスクリプト内部の値を直接編集する以外の修正方法を用意していないものです。これにはスクリプト名やログファイルの拡張子(.html)が含まれます。この項目は基本的に変更する必要はありません。

グローバル環境設定にはCGI設置場所のサーバアドレス、データの拡張子設定、データディレクトリ設定が含まれます。この設定値はinit.cgi内部に記述されます。設定内容の詳細については「設置について - init.cgiの設定」をご覧下さい。

環境設定は設定メニューの環境設定で設定される項目です。ウェブログのタイトル他、リストやページ当たりの表示数などが設定できます。また、グローバル環境設定で設定されたベースディレクトリ、ログディレクトリ、イメージディレクトリの値はこの環境設定で上書きされます。

編集設定はユーザ毎に設定可能な項目になります(更新PING送信先だけ例外で、これは管理者のみが設定できます)。

編集設定
項目 説明
記事の状態 新規記事作成時の記事状態を設定します。
フォーマット 新規記事作成時のフォーマットを設定します。
記事の日付 記事編集時に日付を現在の時刻にセットするかどうかを設定します。「編集時に更新」を選択した場合、記事の日付がその記事の編集画面を開いた時刻にセットされます。保存したときに時刻が設定されるわけではありません。
コメント 新規記事作成時のコメント受付状態を設定します。
トラックバック 新規記事作成時のトラックバック受付状態を設定します。
PING送信 記事保存時に更新PING送信を行うかどうかのデフォルトを設定します。
PING送信先 更新PINGの送信先を設定します。この設定は管理者のみが設定できます。
クイック投稿 [sb it!] sbではブックマークレットを利用したクイック投稿が可能です。「sb it!」がブックマークレット用のリンクになっています。お手持ちのブラウザのブックマークに登録してください。
環境設定
項目 説明
ウェブログのタイトルと説明
タイトル ウェブログのタイトルを設定します。タグは利用できません。
説明 ウェブログの説明を設定します。タグは利用できません。
表示件数の設定
ページ トップページ並びにページ表示モードで表示するエントリーの数を設定します。
ページ表示 アーカイブ表示モードでもページに分けて表示するかどうかを設定できます。保存形式をMonthlyにしている場合、月別アーカイブ表示ではページ分けはできません。
最新エントリ 最新エントリーリストに表示する記事数を設定します。
コメント 最新コメントリストに表示するコメント数を設定します。
トラックバック 最新トラックバックリストに表示するトラックバック数を設定します。
オススメ商品 オススメ商品ブロックの表示数を設定します。
並び順の設定
エントリ全体 全体の記事の並び順を設定します。主にページ表示に影響します。
アーカイブ アーカイブ表示での記事の並び順を設定します。
コメント 記事に寄せられたコメントの並び順を設定します。
トラックバック 記事に寄せられたトラックバックの並び順を設定します。
時刻表示の設定
表記 記事/コメント/トラックバックに対して、日付と時刻の表記方法を設定します。
タイムゾーン タイムゾーンを設定します。「+0900」あるいは「-0900」のような表記が有効です。つまり、最初の一文字目は「+」あるいは「-」で、残りは4桁の数字になります。日本のタイムゾーンは「+0900」になります。ニュージーランドは「+1200」で、夏時間の期間中は「+1300」になります。
全体に関わる設定
保存形式 アーカイブの保存形式を設定します。Individual, Monthly, Noneの3種類があります。
サーバアドレス トップページのアドレスを指定します。
ベースフォルダ トップページファイル(index.html)が置かれたディレクトリを指定します。
ログ保存先 ベースフォルダ内に置かれたログディレクトリを指定します。
画像保存先 ベースディレクトリ内に置かれた画像ディレクトリを指定します。
サムネイル Image::Magickが利用できる環境では、サムネイルを作成することができます。環境設定の「サムネイル」ではサムネイル画像の幅をピクセル単位で指定します。
使用言語 sbで利用する言語を設定します。使用言語を変更すると、管理画面はもちろんのこと、出力されるデータなども全て設定された言語に変更されます(英語を設定して記事などに日本語を利用すると文字化けする恐れがあります)。
プロフィール
項目 説明
ユーザー名 管理画面のログインに利用する名前です。ユーザー名には英数文字か_(アンダーバー)が利用できます。
フルネーム 記事の著者表示・プロフィール表示に利用される名前です。ユーザー名とは異なり利用できる文字に特に制限はありません。
パスワード 管理画面のログインに利用するパスワードです。パスワードには英数文字か_(アンダーバー)が利用できます。最大8文字までです。
メールアドレス メールアドレスを登録します。現在は特に利用されません。
アソシエイトID アマゾンアソシエイトIDを登録します。アソシエイトIDはユーザー毎に設定可能です。
ユーザー説明 プロフィール表示に利用される内容を登録します。タグが利用できます。

データ移行

対応形式

sbではMovable Typeで出力できるテキストログ形式及びJUGEMでサポートしているSimple XML形式のファイルを読み込むことが出来ます。またJUGEMと互換性のあるSimple XML形式でsbに登録されたデータを書き出すことが出来ます。

データの読込み

設定メニューの「データ移行」から読込み画面を開きます。お手元のPCに保存されたテキストデータないしXMLデータを読込みデータ欄で選択するか、あるいはJUGEMユーザーの場合、利用されているJUGEMアドレスを指定します。

取込ユーザ処理では読み込んだ記事の作成者を指定できます。もしデータのユーザーをそのまま利用する場合、新規に追加されるユーザーに対して初期パスワードを設定する必要があります。

ユーザー名は基本的にデータのユーザー名を利用しますが、ユーザー名に利用できない文字列の場合、sbで自動的にユーザ名を決定します。データ移行後にはユーザー管理メニューから追加されたユーザーを確認するようにしてください。

sbで読み込みできるデータサイズは2MBまでです(JUGEMアドレスを指定した場合にはこの制限は適用されません)。また、読み込みには時間がかかる場合があります。

データの書出し

sbに保存された記事データ並びにユーザーデータをSimple XML形式で書き出します。XMLが表示された後、ファイルメニューから別名で保存すればお手元のPCに保存することが出来ます。

配布アーカイブに含まれるutil/内にある移行ツールを利用することで出力されたXMLデータをMovable Typeで読込み可能なテキストログ形式に変換することが出来ます。

設置について

設置条件

Perl 5.8 (5.008) での動作を確認しています。

対応している日本語出力コードはShift_JIS, EUC-JP, iso-20022-jp(JIS), UTF-8です。

ライブラリ

sb では以下の外部ライブラリを利用します。

  • LWP::UserAgent
  • HTTP::Request
  • XML::Parser::Lite
  • Jcode

また、Image::Magick が利用できる環境ではアップした画像のサムネイル生成が可能になります。

Image::Magick は必須ではありません。

アーカイブの内容
項目 説明
sb.cgi sbのメインスクリプトです
admin.cgi sbの管理用スクリプトです
init.cgi sbの設定ファイルです
index.html トップ用のhtmlファイルです
init.cgi sbの設定ファイルです
style.css sbで利用されるcssスタイルシートが保存されます
lib/ sb用のライブラリが収められています
ext/ (必要ならば)外部ライブラリを置くディレクトリです
lock/ ロックディレクトリです(中にlock, cntという空ファイルがあります)
data/ データファイルが格納されるディレクトリです
log/ sbで生成されるhtmlなどのファイルが収められるディレクトリです
img/ アップロードした画像ファイルが収められるディレクトリです
util/ ログ移行用のユーティリティが収められています(sbの設置には必要ありません)
doc/ ヘルプドキュメントが収められています
ファイル配置例とパーミッション
ファイル/ディレクトリ パーミッション/補足説明
sb.cgi [755]*
admin.cgi [755]*
init.cgi [644]
index.html [666]*
style.css [666]*
lib/ [755] この中に収められるファイルは [644]
ext/ [755] この中に収められるファイルは [644]
lock/ [777]* この中の lock, cnt は [666]*
data/ [777]*
log/ [777]*
img/ [777]*
doc/ [755] この中に収められるファイルは [644]
パーミッション設定時の注意事項

*はパーミッション設定が必須であるファイル/ディレクトリを示します。

log, img, index.html, style.cssの置く場所は変更可能です。環境設定のベースディレクトリに置くようにしてください。また、その際でもパーミッションは上記のように設定する必要があります。

log, img のディレクトリ名は環境設定により変更することが出来ます。

パーミッション設定は設置サーバによって変わります。詳細はサーバ管理者にお尋ね下さい。

perlのパス設定

スクリプトの最初の行#!/usr/bin/perlは設置するサーバにあわせて適時設定してください。

設定する必要があるのはsb.cgiとadmin.cgiだけです。添付されているライブラリなどにも一々指定してありますが、それらは変更する必要はありません。

init.cgiの設定

init.cgi 内で

  • DataDir
  • DataSuffix
  • ScriptPath

を設定します。

DataDirはsb.cgi並びにadmin.cgiからみた場合のdataディレクトリを指定します。絶対パスでも相対パスでも構いません。

ScriptPathはsb.cgi並びにadmin.cgiが置かれているアドレスを指定します。

DataSuffixは保存されるデータファイルに利用する拡張子です。デフォルトでは「.cgi」になっていますが、セキュリティのため自由に拡張子を変更することが出来ます。

必須項目ではありませんが、以下の設定もinit.cgiで設定することが出来ます。

  • LockDir
  • BaseDir
  • LogDir
  • ImgDir
  • HttpProxy
  • TempConv

LockDirはsb.cgi並びにadmin.cgiからみた場合のロック用ディレクトリを指定します。

BaseDirはsb.cgi並びにadmin.cgiからみた場合のベースディレクトリを指定します。ベースディレクトリはindex.html及びstyle.cssが置かれるディレクトリです。

LogDirはBaseDir上のログディレクトリの位置を指定します。

ログディレクトリは BaseDir + LogDir が実際のディレクトリ指定に使われます。つまり、ベースディレクトリを./と指定し、ログディレクトリをlog/と指定すると、sb.cgi並びにadmin.cgiからは./log/と扱われます。

ImgDirはBaseDir上の画像ディレクトリの位置を指定します。

画像ディレクトリは BaseDir + ImgDir が実際のディレクトリ指定に使われます。つまり、ベースディレクトリを./と指定し、画像ディレクトリをimg/と指定すると、sb.cgi並びにadmin.cgiからは./img/と扱われます。

HttpProxyはadmin.cgiからトラックバック送信などの他サーバにアクセスする際に利用するプロキシサーバを指定します。

TempConvは管理画面表示に際して管理画面用のテンプレートの文字コード変換処理を行うかどうかの設定です。

sbでは後述するようにja.plの文字コードを変換するだけで処理コードを変更します。EUC-JP以外の文字コードに設定した場合、管理画面表示に常時文字コード変換処理が必要となり、管理画面の表示速度が低下します。そこでlib/lang/ja/admin.htmlの文字コードも利用する文字コードに合わせておき、管理画面表示の際に文字コード変換処理をしないような設定をすることができます。

管理画面表示の際に文字コードの変換処理を必要としない場合はTempConv 0と設定してください。

文字コードの設定

文字コードは直接設定しません。sbでは、lib/lang/内にある言語設定ファイル(日本語の場合ja.pl)の文字コードを判別して、全体の処理文字コードを決定します。

配布アーカイブではEUC-JPになっていますが、ja.plの文字コードをUTF-8に変更すると全体がUTF-8で動作するようになるはずです。

データ保存にも同じ文字コードを適用しますので、途中で文字コードを変更するのは止めておいた方がよいでしょう。

初回起動

init.cgiを修正し、パーミッションを正しく設定した後、お手元のウェブブラウザを利用してadmin.cgiにアクセスしてください。

admin.cgiのアドレスはinit.cgiで設定したスクリプトサーバアドレスにadmin.cgiをつけたものになります。

admin.cgi の最初のアクセスで sb は必要なファイルを自動的に生成します。

ファイル生成が無事行われると、管理ユーザー設定画面が表示されます。これでインストールは成功です。もし管理ユーザー設定画面が表示されない場合、ディレクトリ/ファイルのパーミッションが正しく設定されているかどうか、今一度ご確認下さい。

またinit.cgiの記述が間違っていたなどの理由でもう一度admin.cgiにアクセスする際にはデータディレクトリ内に自動生成されたファイルを一度すべて消去してください。

管理ユーザー設定画面ではユーザー名とパスワードを設定します。ここで設定したユーザー名並びにパスワードは「編集メニュー」の「プロフィール編集」で後から自由に変更できます。

プロフィール編集でユーザー名・パスワードを変更した後は、一度ログアウトをする必要があります。

バージョンアップ時の注意

すでに古いバージョンをご利用いただいている場合に新しいバージョンにする際には以下の点に注意してください。

基本的に置き換えが必要なもの

  • sb.cgi
  • admin.cgi
  • lib/
  • doc/

基本的に置き換えが不要なもの

  • init.cgi
  • data/
  • log/
  • img/
  • lock/
  • ext/

文字コードを変えて利用している場合には lib/lang/ja.pl の文字コード変換作業を忘れないようにしてください。

異なる文字コードが混在して文字化けを起こす要因になります。

sb.cgi並びにadmin.cgiの先頭行の#!/usr/bin/perlの記述を変更して利用されている方も忘れずに変更してください。

init.cgi並びにdata内のデータフォーマットに変更があった場合、その旨を変更履歴に記載しますが、万が一変更があった場合でも可能な限り互換性を維持しますので、そのままご利用いただけるかと思います。

lock/ディレクトリは基本的に置き換え不要ですが、中のファイルが増える場合があります。更新履歴に記述されていますので、追加されたファイルを設置した環境でも追加するようにしてください。

あまり役に立たない用語集

ウェブログ
ウェブログはウェブ上に綴られたある連続した記事群(日記など)を称することが多いようです。ブログと呼称されることもあります。
エントリー
個別の記事のことをsbではエントリーと呼ぶことがあります。
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JUGEM
(株)paperboy&co.により2004年2月から運営されているレンタルウェブサービスです。詳細についてはhttp://jugem.ccをご覧下さい。
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シックス・アパート株式会社より提供されている強力なウェブログ管理ツールです。詳細についてはhttp://www.movabletype.jp/をご覧下さい。カスタマイズ性に富み、sbでは出来ないような大規模なサイト運営も可能になっています。
sb
pure perlによる簡易なウェブログ支援ツールを目指して作りました。データの再利用性を高めるため、既存ツール(JUGEM)とテンプレートの互換性を持たせたり、データ移行関連の機能がそれなりに充実していると思います。

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