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sb 1.05D

sb 1.05Dを公開しています。

ver 1.05Dでは以下の機能が追加されています。

  • コメントのスパムチェック機能

スパムコメントに対応するため、コメント受付処理にちょっとした細工を仕込みました。

スパムの可能性があるコメントは自動的に「非公開」の状態で保存されます。この機能の詳細については後述します。

ver 1.05Dでは以下のバグを修正しました。

  • tDiary2形式のログが正しく読み込めない[B100]
  • {selected_archive} が正しく表示されない[B101]
  • データ書出し時にカテゴリーが正しく書き出されない[B102]
  • メール通知で正しい固定リンクが通知されない[B103]
  • 保存形式を「None」にしている時、コメント投稿後トップページが更新されません[B104]
  • カテゴリーのPING送信先が空になってしまいます[B094]
  • コメントを受け付けない状態にしていてもコメントフォームが表示されます[B105]

ver 1.05Dでは以下の仕様変更があります。

  • 管理画面のリスト表示数が保持されるように
  • 画像リストの簡易表示[D007]
  • CSSテンプレートのデフォルトを変更
  • コメント管理で IP 検索できるように
  • IP 拒否設定で設定された IP のコメント数を表示するように
  • 管理画面のタイトル表記を変更[D042]
  • カテゴリーの表示設定に「リスト表示」を追加[D032]
  • リンクの説明を有効に[D031]
  • {selected_archive} の挙動を若干修正[D036]
  • 記事編集画面の上級者向け設定に著者を追加
  • 管理ユーザーが利用ユーザーのパスワードを変更できるように

記事リスト、コメントリスト、トラックバックリスト、並びに画像リストについて表示数を保持するようにしました。クッキーの保持有効期間が過ぎるとデフォルトの設定に戻ってしまいますが、画面を移動したりしただけではその設定は変更されないようにしました。

「リストの表示数」は表示数が設定できる全てのリスト表示に対して有効になります。例えば、記事リストで「100」件に設定すると、コメントリストの表示件数も100件になります。

画像リストの詳細表示に関しては、表示件数は半分になります。

画像のサムネイル表示をoffにした簡易表示が選択できるようになっています。

スパムコメント対策の一環として、コメント管理でIPによる検索ができるようになっています。また、IP拒否設定では設定されたIPアドレスからのコメントの数を表示するようにしています。

拒否IPを登録した場合、登録後そのIPアドレスからのコメント投稿は受け付けないので、通常コメント数は0になるはずですが、もし登録前に投稿されていたコメントがあった場合、そのコメント数を表示して、そこからコメント管理画面にリンクするようになっています。

管理画面のタイトル表記を変更し、ウェブログ名を含めるようにしました。複数のsbを設定されている場合、タイトルからどのウェブログの管理画面を開いているのかが分かるようになっています。

カテゴリーの表示設定に「リスト表示」を追加しました。カテゴリーリストに含めないカテゴリーを設定できるようになっています。

リンクの説明を追加しています。実はリンクに対しての説明自体は大分前から仕込んであったのですが、有効にするのを忘れていました。

また、ver 1.05Dからはリンクの説明とカテゴリーの説明がそれぞれのリスト内で利用されるようにしています。具体的にはそれぞれのリストのアンカーにtitle属性を追加します。

{selected_archive}のバグ修正と共にその挙動を若干修正しました。これまで月別アーカイブを選択したときは200409という数字だけの内容でしたが、2004/09のようにちょっとだけ手を加えるようにしています。

記事編集画面の上級者向け設定に「著者」を追加しました。これは管理ユーザーのみ有効な設定です。これによって記事の著者を変更することが出来ます。

なお、ver 1.05D公開に伴ってこちらで公開しているAAA!CAFE対応パッチも最新版を公開しています。AAA!CAFEパッチを利用されている方は合わせてダウンロードしていただくよう、お願いします。

ver 1.05Dでは、簡易ながらスパムコメントに対しての対策を行っています。

現在のところ、記事のコメントの受付状態に関わらず、スパムの可能性のあるコメントは「非公開」にするという機能になっています。

以下の通り、sbのスパムチェック機能は万能ではありません。従って、登録しないというのではなく、非公開の状態で登録するという若干消極的な方法になっています。

スパムではないコメントとして認識されるためにはある特定の要件を満たす必要があります。

この要件を満たさないコメントは全て「スパム」の可能性があると認識されます。

sbではコメントのスパムチェックのレベルを設定することができます。ver 1.05Dでは0〜3までのレベルがあります。

  • レベル 0:スパムチェックは行わない
  • レベル 1:リファラによるスパムチェック(デフォルト)
  • レベル 2:クッキーを利用したスパムチェック。保存形式を「Individual」にしている場合はあまり意味がありません
  • レベル 3:投稿内容によるスパムチェック。日本語が含まれないコメントをスパムとして扱います

スパムチェックレベルはinit.cgiで設定します。SpamCheckLevel 2のような設定を追加してください。

スパムチェックレベルを 2 に設定している場合、クッキーに仕込む ID をinit.cgiによって変更できます。SpamCheckId ByeByeのような設定を追加してください(この設定は必須ではありません)。

スパムチェックレベル 3 は、日本語が含まれていないコメントを「スパム」として認識するようにします。強力だとは思いますが、日本語を含めるようにしたスパムも存在するようですので、これもまた万能ではありません。

スパムチェックを有効にした場合、正常なコメントも「スパム」と扱われてしまう場合があります。予めご了承下さい。