Serene Bach beta01
- 2005/07/08 Fri 15:30
- アップデート通知 > β版
大変お待たせいたしました。
sbの後継にあたるスクリプトSerene Bachβ版(beta01)のご案内をさせていただきます。
Bachはバッチと読み、ニュージーランド英語で「簡素な小別荘」のことです。
sbから変更された内容を以下に列挙します。
- 互換性について
- データの互換性はありません。
従いまして、sbのスクリプト・ライブラリをSerene Bachに置き換えても正しく動作しません。正式版までにデータ移行を行うことができるインストーラ(アップデータ)を用意する予定です。 - テンプレートの仕様が一部変更されています。
基本的な仕様はsbに準じますが、一部動作の異なる部分があります。 - プラグインの互換性はありません。
Serene Bachはほぼ一から新たに書き起こしたスクリプトで、内部構造が大きく変更されています。
- データの互換性はありません。
Serene Bach beta01には簡易インストーラが付属しています。これは純粋に初期の環境設定のみを行うスクリプトでデータ移行などは一切サポートされていません。
- 記事カテゴリーの機能強化
- 関連カテゴリーとして、記事に複数のカテゴリーを割り当てることが可能になりました。
- カテゴリーの多段階層化が可能になりました。
- 管理画面にてカテゴリーツリー表示が追加されました。
- カテゴリーのインデックスページを別途作成できるようになりました。
- カテゴリーの保存先として、より深い階層のディレクトリを指定できるようになりました。
- 関連カテゴリー表示用の独自タグが追加されました。
- サブカテゴリーのみを抽出するカテゴリーリスト独自タグが追加されました。
- アップロードの機能強化
- 複数ファイルの一括アップロードが可能になりました。
- 画像ファイル以外のファイルがアップロードできるようになりました。
- イメージリストで各画像を詳細表示することが可能になりました。
- イメージリストから「新規記事を書く」ことが可能になりました。
- ファイル名を変更せずにアップロードすることが可能になりました。
- イメージの保存先として、より深い階層のディレクトリを指定できるようになりました。
- 画像挿入支援セレクタでサムネイルから本画像にリンクする形式を選択できるようになりました。
- 「オススメ」の機能強化
- オススメの並び替えのインタフェースが刷新され、他の項目と同等のインタフェースになりました。
- 「ホーム&キッチン」と「おもちゃ&ホビー」が検索可能になりました。
- オススメ管理画面で詳細表示が可能になりました。
- 複数のオススメを選択して「新規記事を書く」ことが可能になりました。
- リンクリストの機能強化
- グループを設定して、複数のリンクをグループ化できるようになりました。
- 各リンクに対して個別に target 属性を指定できるようになりました。
- マルチユーザーの機能強化
- ユーザーリストの並び替えが可能になりました。
- ユーザー権限が設定可能になりました。
- 各記事にタイムゾーンが保存されるようになりました。
- ツールアイコンのアイコンが変更できるようになりました。
- ツールアイコンを最大25個まで増やせるようになりました。
- プロフィール編集画面でもツールアイコンが利用できるようになりました。
- テキストフォーマットプラグインsbtextが機能強化されました。
- テンプレートの機能強化
- 日付表示をより細かくカスタマイズできるようになりました。
- 「テンプレート編集」ショートカットが標準で利用できるようになりました。
- 携帯用のテンプレートを管理画面上で編集・設定できるようになりました。
- インポートしたテンプレートで利用されている画像が一覧表示で確認できるようになりました。
- 管理画面の機能強化
- 管理画面デザインを刷新しました。
- 管理画面デザインをユーザーが簡単に変更できるようになりました。
- 一部の管理画面にタブインタフェースが採用されました。
- 管理画面で利用されるリストのインタフェースが統一化されました。
- 非公開記事は管理者以外閲覧できないようになりました。
- 記事リスト・コメントリスト・トラックバックリスト・イメージリストの検索機能が強化され、月別での抽出も可能になりました。
- 「再構築」が「ページ構築」に変更され、ディレクトリの作成も可能になりました。
- ログイン状態をセッションで管理し、セキュリティがより強化されました。
- XML-RPC APIにて複数カテゴリー割り当てに対応した他、mt.supportedTextFiltersにも対応しました。
- アクセス解析画面にて、カウンタの設定値を自由に変更できるようになりました。
- データ移行の機能強化
- エクスポートする記事の条件を指定できるようになりました。
- エクスポートフォーマットとしてMovable Typeテキストログ形式を選択できるようになりました。
- 機能拡張性の強化
- 機能拡張性が向上し、プラグインで独自に管理画面を追加することが可能になりました。
- cms系プラグインのエントリーポイントが大幅に増加しました。
- フィードの動的出力が可能になり、カテゴリー別のフィード配信などが可能になりました。
- スクリプト全体がオブジェクト指向的なアプローチにより完全リファクタリングされました。
以上のような機能追加・変更点がありますが、一部の処理は高速化して全体的な体感速度はほぼ変わらずにご利用いただけます。
ヘルプドキュメントの整備・インストーラ(アップデータ)の提供・バグフィックスを行い、今月下旬頃に正式版としてリリースする予定になっています。
また、Serene Bachの開発過程で作成したPerlライブラリパッケージSpicaもオープンソースとして公開します。
SpicaはPerlによるCGIスクリプトの作成支援を目的としたライブラリ群です。現状ではまだα版の段階で非常に基礎的な機能しか提供できていませんが、今後随時機能拡張していく予定になっています。
Serene Bach beta01はダウンロードページより、ダウンロードしていただけます。付属のreadme.txtをよくご覧の上、ご利用頂くよう、お願いします。