Serene Bach - sb Development Laboratory presents

Serene Bach 3.00 beta001

大変お待たせいたしました。

Serene Bach 3 beta001 を本日より公開いたします(ダウンロードセンター)。

Serene Bach 3 スクリーンショット

β版公開に当たって、一通りの動作チェックはしていますが、動作が不安定な場合があります。あらかじめご了承の上、ご利用下さい。

Serene Bach 2.* との互換性については、以下の通りです。

基本的にデータの互換性はありません。
これまで同様、テキストベースのデータもご利用いただけますが、完全な互換性はありません。
今回公開するβ版には簡易ながらインストーラならびにアップデータが付属しています。
テンプレートの仕様が一部変更されています。
独自ブロックの扱いが若干変更されます。多くのテンプレートはそのままご利用いただける予定ですが、一部のテンプレートは表示に不具合が出る可能性があります。
特に同じ名前の独自ブロックが複数存在する場合、従来と同じように表示されません。

仕様の相違につきましては、後日改めてご案内いたします。
プラグインの互換性が保証されません。
ライブラリの多くは一から書き直されているため、プラグインの完全な互換性が保証できません。
プラグイン API や内部ライブラリの主な変更点につきましては、後日改めてご案内いたします。

Serene Bach 3.0の主な仕様は、以下の通りです。

データベースに対応しています。
MySQL/SQLiteに対応します。また、これまで同様テキストベースのデータ保存形式も選択できます。
テンプレートエンジンが刷新されました。
入れ子にされた独自ブロックの処理方法が改善されます。
管理画面インタフェースが刷新されました。
基本的なインタフェースは変わりませんが、メニュー構成が大幅に見直されました。

Serene Bach 3.0 では基本的に UTF-8 版のみを用意します。従来と同様に lib/sb/Language/ja.pm の文字コードを変更することで利用する文字コードを変更することができます。

コンバータでは、データの文字コードの変換処理も行います。Serene Bach 2.* EUC 版をご利用されている場合、標準では UTF-8 に文字コードが変換されます。

init.cgiの書式が若干変更されています。データベースの設定は必須になりますので、必ず指定してください。

init.cgi には予めいくつかのサンプル設定が記述してあります。それらを参考に変更してください。

init.cgi に記述するデータベースの設定につきまして、分からないとのご意見を頂きましたので、別途簡単な説明を用意しました。

設置手順は以下の通りになります。

新規インストール
  1. 解凍したアーカイブの内容を設置先にアップロード
  2. init.cgi を設定し、アップロード
  3. install.cgi にアクセスして、「新規インストール」ボタンより初期設定を行う
  4. インストーラ終了後、念のためinstall.cgiを削除する
Serene Bach 2.*からのアップグレード
  1. data/, plugin/, lib/ の内容をバックアップ
  2. sb.cgi, mb.cgi, admin.cgi, cnt.cgi を入れ替える。同時にinstall.cgiをアップロード
  3. lib/ の中身を入れ替える。同時に resource/ をアップロード
  4. init.cgi を設定し、アップロード
  5. install.cgi にアクセスして、「アップグレード」ボタンよりデータ移行する
  6. インストーラ終了後、念のためinstall.cgiを削除する

init.cgi にて、Serene Bach 2.* で利用していた文字コードを指定します。デフォルトでは euc に設定してありますので、Serene Bach 2.* UTF-8版をご利用されている方は、以下の設定を init.cgi に追加してください。

sb2_charcode	utf8

sb2_charcode と utf8 の間は tab を入力します。

なお、データが多い場合、install.cgi が正しく終了できない場合があります。

Serene Bach 3.0 βの init.cgi 設定 [Text 編]

init.cgi にてデータベースの設定を行います。

init.cgi の設定は、先頭が「#」で始まる行はコメントして無視します。

ここでは、テキストデータをご利用される場合の設定例を簡単に解説します。

# --- database setting Text
driver	Text
db_param	{suffix	.cgi}
db_param	{index	id}
db_param	{name	./data/}
db_param	{lock_file	save}
db_param	{tmp_file	_tmp}
db_param	{unit	100}

が テキストデータの設定になります。

それ以外のデータベース設定はコメントアウトして下さい。

空白は tab になっています。余計なスペースがあると正しく設定が認識されない場合がありますので、ご注意ください。また、各設定は {} で囲まれています。これを外してしまうと正しく設定されません。

db_param	{suffix	.cgi}

データファイルの拡張子を設定します。

db_param	{index	id}

インデックス記録ファイル名を設定します。通常は変更しなくて結構です。

この名前に拡張子が適用されるので、実際のファイル名は「id.cgi」のようになります。

db_param	{name	./data/}

データファイルを保存するディレクトリを指定します。

この例では、sb.cgi / admin.cgi などの各種 cgi スクリプトからの相対パスでしていますが、絶対パスで指定することも可能です。

db_param	{lock_file	save}

テキストデータ記録時に利用するロックファイルの名称を設定します。

db_param	{tmp_file	_tmp}

テキストデータ記録時に利用する一時保存ファイル名を設定します。通常は変更しなくて結構です。

db_param	{unit	100}

ひとつのデータファイルに記録する最大データ件数を指定します。この値は一度設定したら、途中で変更することはできません。

テキストデータは、ほぼ Serene Bach 2.* のフォーマットと同一で互換性がありますが、ファイル名などの規則が変わっているので、そのままでは Serene Bach 2.* ではご利用頂けません。

Serene Bach 3.0 βの init.cgi 設定 [SQLite 編]

init.cgi にてデータベースの設定を行います。

init.cgi の設定は、先頭が「#」で始まる行はコメントして無視します。

ここでは SQLite をご利用される場合の設定例を簡単に解説します。

# --- database setting SQLite
driver	Sqlite
db_param	{name	./data/data.db}
db_param	{prefix	sb}

が SQLite の設定になります。

それ以外のデータベース設定はコメントアウトして下さい。

空白は tab になっています。余計なスペースがあると正しく設定が認識されない場合がありますので、ご注意ください。また、各設定は {} で囲まれています。これを外してしまうと正しく設定されません。

db_param	{name	./data/data.db}

SQLite データベースファイルを指定します。

この例では、sb.cgi / admin.cgi などの各種 cgi スクリプトからの相対パスでしていますが、絶対パスで指定することも可能です。

ファイルが存在していない場合は、自動的に作成されます。パーミッションなどの設定により作成できない場合は、エラーになります。

db_param	{prefix	sb}

データベース上に作成するテーブルの接頭子を指定します。sb の部分が接頭子になります。

この場合、「sb_entry」といったテーブルが作成されます。同一データベースファイル上に複数の Serene Bach 用のデータを置きたい場合などに利用します。

SQLite を利用する場合、設定も複雑にならず、移植も簡単に行えるので、お手軽にご利用できるかと思います。

Serene Bach 3.0 βの init.cgi 設定 [MySQL 編]

init.cgi にてデータベースの設定を行います。

init.cgi の設定は、先頭が「#」で始まる行はコメントして無視します。

ここでは MySQL をご利用される場合の設定例を簡単に解説します。

# --- database setting MySql
driver	Mysql
db_param	{user	root}
db_param	{pass	password}
db_param	{name	serenebach}
db_param	{prefix	sb}
db_param	{host	localhost}
db_param	{port	3306}

が MySQL の設定になります。

それ以外のデータベース設定はコメントアウトして下さい。

空白は tab になっています。余計なスペースがあると正しく設定が認識されない場合がありますので、ご注意ください。また、各設定は {} で囲まれています。これを外してしまうと正しく設定されません。

db_param	{user	root}

MySQL データベースサーバのアカウント名を指定します。root の部分がアカウント名になります。

db_param	{pass	password}

上記アカウントのパスワードを指定します。password の部分がパスワードになります。

db_param	{name	serenebach}

接続する MySQL データベース名を指定します。serenebach の部分がデータベース名です。

予め接続先の MySQL データベースサーバにデータベースを作成しておく必要があります。

db_param	{prefix	sb}

データベース上に作成するテーブルの接頭子を指定します。sb の部分が接頭子になります。

この場合、「sb_entry」といったテーブルが作成されます。同一データベース上に複数の Serene Bach 用のデータを置きたい場合などに利用します。

db_param	{host	localhost}

接続する MySQL データベースサーバのアドレスを指定します。localhost の部分がサーバアドレスになります。

db_param	{port	3306}

接続する MySQL データベースサーバのポート番号を指定します。3306 の部分がポート番号になります。

Serene Bach ver 2.19R

Serene Bach ver 2.19R を公開しています(ダウンロードセンター)。

Serene Bach 2.19R では、2.18R から以下のバグが修正されました。

  • 管理画面よりヘルプが開けません

Serene Bach 2.17R/2.18R からのバージョンアップ手順は以下の通りです。

  1. lib/の内容をごっそり入れ替える
  2. doc/の内容をごっそり入れ替える
  3. 管理画面にアクセスして、バージョンが 2.19R になっていることを確認する

Serene Bach 2.18R からは以下のファイルの差し替えでもバージョンアップができます。

lib/ ディレクトリ内sb.pm
lib/sb/Admin/ ディレクトリ内Help.pm
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